院長挨拶
院長就任のご挨拶
このたび、2026年4月1日付で因島医師会病院と因島総合病院が統合し、新たな体制のもとで因島医師会病院として歩みを進めることになりました。
私は2023年4月より因島総合病院の院長として勤務してまいりましたが、この因島における医療の歴史的な節目にあたり、因島医師会病院の院長を拝命いたしましたことを、身の引き締まる思いで受け止めております。
今回の病院統合は、広島県の指導のもと厚生労働省による重点医療支援区域に選定されたことで実現しました。これまで因島医師会病院および因島総合病院は、それぞれの役割のもと、因島の医療を支え、地域の皆さまの健康と安心を守ることに尽力してまいりましたが、今回の統合は、両病院が築いてきた実績と信頼を礎に、限りある医療資源を有効に活用し、将来にわたり因島地域に持続可能な医療提供体制を構築するための第一歩となります。
新たな因島医師会病院では、可能な範囲での救急医療を含む急性期疾患から回復期・慢性期疾患までの入院・外来診療に対応し、近隣のクリニックの先生方を始め、尾三地域の高次医療機関との連携を一層強めて、因島地域に必要とされる医療を提供してまいります。
今回の統合において、因島総合病院から6名の医師(内科3名、整形外科1名、小児科1名、歯科口腔外科1名)が因島医師会病院に移籍しました。
また広島大学からは、これまでの各科の医師体制の継続に加え、因島総合病院から透析医療を引き継ぐために2名の腎臓内科医の派遣と、リウマチ・膠原病外来の新設、泌尿器科外来の単位増のご支援をいただき、さらに広島県からは自治医科大学出身の内科医の外来支援もいただけたことで、より一層充実した診療体制が実現できました。また整形外科におきましては、因島総合病院で実施していた尾道市民病院との連携も継続いたします。
高齢化が進む因島地域におきましては、医療と介護の切れ目のない連携が不可欠です。今回の病院統合にて因島医師会病院が因島地域における唯一の入院施設となりますが、病床数は既存の197床で変わりませんので、病院統合後のしばらくの期間は、必要な入院の受け入れが困難になることも危惧されます。しかしながら新たな因島医師会病院では効率的な病棟運営を実践し、近隣のクリニックや介護施設との連携を強化することで、地域で必要とされる入院診療を可能な限り受け入れていく方針です。
今回の病院統合は、医療を担う私たち自身にとっても新たな挑戦の始まりです。医師、看護師をはじめとする院内のすべての職員が、2つの病院でのこれまでの方法や習慣等にとらわれることなく、各職種の専門性を尊重し、お互いがチームとして協働できる体制を推進し、また職員が誇りとやりがいを持って働ける病院づくりと人材育成に取り組むことで、因島医師会病院の理念「私たちは患者様の権利と人間性を尊重し、質の高い安全な医療を提供します。」を実践することに努めてまいります。
新たな因島医師会病院へのご理解とご支援ならびにご協力を賜りますようお願い申し上げます。